子どもの発達凸凹との向き合い方
2025.10.28
■はじめに:診断はゴールではなく、スタート
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でも、その子が「できていること」「興味を持っていること」に目を向けてみてはどうでしょうか。発達凸凹のある子どもは、「得意」「不得意」の差がとても大きいことが特徴です。不得意な部分をサポートしながら、得意な部分をうまく活かすと、自信につながります。
たとえば、
数字に強い → 時計やカレンダーで予定を伝える
絵が好き → 気持ちを絵で表現してもらう
パズルやブロックが得意 → 空間認知を活かした遊びや学びへつなげる。
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集団の中で刺激が多すぎる → 静かな場所を作る
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説明が長すぎて理解できない → 短い言葉で指示する/視覚で示す
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急な予定変更に混乱する → 事前に伝える/見通しを立てる
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これらは「特別扱い」ではなく、「合理的配慮」と呼ばれる支援の方法です。「がんばらせる」のではなく、「がんばれるような環境を整える」。それだけで、子どもはぐっと安心して力を発揮しやすくなります。そのうえで、昨日よりうまくできたらほめてあげることを忘れないようにしましょう。
